【否定から入る人】その心理とは?
代表 市川 × 人材開発事業部 西山
3Dって何?「NO」ばかり言うリーダーに価値は無い!?
西山
今回はですね仕事をする上で否定から入る方。
市川
来ましたね、多いですね。
西山
そもそもこの否定から入る方の心理、どうなんですかね。
市川
NOって、頭使わなくても言えるんですよね。
西山
確かに考えなくてね、言えてしまえますから。
市川
ダメなことは「NO」って言えるんで。でも熟練した人はNOにも理由をつけるもんね。
これが長けるようになると本当に敵わない人になる。
たいがい俺はYES系で、YESにしか価値がないと思ってるし「はい」って言うためにはアイディアがいるよね。
でも「NO」には動かないからアイディアはいらないんだけど、ここを理論武装する人に勝てなくなってくるぐらい長けてる人がいるよね。
そればっかり訓練してる人。「NO」ばっかり考える人、多いよね。
西山
多いですね、何をしても「NO」「NO」「NO」。
市川
そうだよね、ダメな理由ばっかり考えてしまって。
西山
そういった方っていうのは、一緒に仕事しててもなかなか良いアイディアが出てこなかったり。仕事をしていてもなかなか進まないですよね、仕事をしてても。
市川
結構プラス思考マイナス思考でプラス思考は良い・マイナス思考は悪いって話になると思うんですけど、僕は両方いると思っていて、どっちが良い悪いじゃないと。
プラス思考だけの人も困るし。マイナス思考の人もダメなんだけど。順番が違うんですよ
新しいことをする時にはプラス思考でまず考えなさい。じゃないと動けないから。
結論マイナス思考だと「動けません」だから。プラス思考で考えてやることが決まった後に、マイナス思考使うんですよ
どんなことが起こるかなって。ここから何かあるかもしれないと考えるときにマイナス思考を使うから、議論の場でまずマイナスから入るのは間違ってるんですよ。
西山
その議論が終了してしまいますよね。
市川
この前お会いした社長さんのNOが凄くて。
商品の説明をすると、すごい良い商品だねと思ってくれてるんだけど言葉が全部「これってこうなったらどうなるの?」みたいな。
俺が気が付かない今まで聞いたことがないような言葉まで突いてくるから、凄いことに気がつくなみたいな。
これはこうだから大丈夫ですよとか、そこは起きてもしょうがないですよねという議論が全部の会話に入ってくるんで。
商談時間が二倍みたいな。最後に納得してたけど。すごいところ気が付くなみたいな。
あれは訓練されていないと気がつかない。マイナスのアンテナが立ちまくりなんだよね。
それは商談の場だったから良いけど、社内で何か新しいことをする時にそういう視点から入って行くと物事が進まない。
西山
そういう方に限ってだいたい3Dって言うんですけど「でも」「だって」「どうせ」
このワードがすごく多いです。
市川
3Dって聞くと響きはカッコイイね。3Kの逆みたいな。
西山
響はすごく良いですけど、やっぱり「いや、でも」とか「だって」とか「どうせそれは」とかそれを聞くと、この人と一緒に仕事するのは難しいと思ってしまう。
市川
もし見てる方が20代〜30代前半の方であれば、頑張って前向きに考える訓練をしないと。結構年取ってくると、もうそれが長けた人になって、本当にどうしようもない人になってしまう。
頭が良ければ良いほど理論武装ができるようになってしまうので、アウトプットの数だけで力が付くわけなので「NO」に力を入れても何の価値もないですよ。
「NO」と言うリーダーに価値は無いもん。リーダーはYESと言われるためのアイディアを出さないといけないので。
若いうちは一員である良いんですけど、リーダーは引っ張っていかないといけないから。
そのリーダーが「NO」が長けてると、それは大変ですね。
否定的な言葉を使ってしまう心理とは??愚痴集団に入ると洗脳される!?
西山
集団ミーティングしていたら絶対一人はいる。
市川
うちの場合は結構比率的にそういう人少ないし、そういう人だったとしても、前向きな環境で感化される。
自分の置く場所っていうのもやっぱり愚痴を言い合う集団に入った途端に出世しなくなるみたいなね。うまく行かなくなるってあるあるじゃない?セオリーじゃないかな。
仕事がうまくいってないと、仕事をうまくいってる人の側に近寄れないっていうのは確かに解るんですけど、仕事出来てない集団に行って愚痴を言い合っちゃうと楽だと思うんですけどね。洗脳されてしまう。
自分の言葉が一番自分に響くから、相談することによって認知になっちゃうんですね。承認になっちゃうんですよ。
西山
そして自分を正当化して。
市川
そうそう、あれは良くないね。
西山
本当に良く無いです。
それを言ってる自分が恥ずかしいと思えないのが見ていて一番辛い。
市川
言葉は独り歩きする。何だかんだどこからかね回り回って来るんですよ。
例えば「俺会社辞めようと思っているんだよね。もうしんどいよ」みたいな言っている子に、昇級の話は出来ない。抜擢しようと思っていたのに、そういう声が聞こえると、やらせられなくなる。
西山
人間は嫌な話好きじゃないですか。だからそういう愚痴をこぼしたら、聞いてた人が誰かに絶対言うんですよ。
だから結局自分に回り回って来るんですよね。
市川
味の素時代、愚痴を言い合ってる人いたかな…?
結構「味の素LOVE」って人多かったからね。味の素LOVEの中でもLOVEな人が上に行くみたいな。引くぐらい好きな人いたからね。
西山
でも結局そういう人が上に上がるんですよね。
市川
その時は結構冷静に見てた方なんだけど「何が良いん?」みたいな。
ほんだしについてすごく熱く語るわけよ。すごい調べて、凄いな〜みたいな。
さすがだなと思ってたけど、そういう子が上に行ってるし、お客さんの評価も高いし。その子はやっぱり味の素も悪口言わないもんね。
もう会社LOVEだよ。だからそりゃ上に行くよね。
味の素にもいたけど忘れるぐらいの人たちだな。
西山
自分の記憶にもあまり残ってない人って事ですよね。
市川
今結果がわかるけど、辞めてたりとかどうこうしてる感じかな。
西山
結局マイナスな意見とか否する発言が多いグループは、給料が安いとか待遇があんまり良くないとか、自分に非があると思っていなくて。全部会社で非があるように話をしてるんですけど、そういう人たちは会社からしても、この子に給料アップさせたいなんか思わない。
市川
そもそも会社って仲間の集団で、チームの悪口って誰って言ったメンバーなわけだよね。
もう自己否定に入ってる。じゃ、いなきゃ良いのにって結論的にはね。
だからみんなで良くする環境を作っていけば良いし。表立って言うとそれ愚痴ではなくなるので、堂々と言えば良い。
愚痴を言ったから楽になるっていうのは基本的にないよね。
会話を楽しんでいるだけで、決して気持ちが楽になっているとは思えないから。
西山
その場だけですから。その先に何かあるのかと言えばそうでもないし。
市川
周りが聞いてあげるっていうのも良いと思う。人に話す事に楽になることはもちろんあるんだけど、単なる愚痴だけっていうのは自分にとって良くないですよね。
言葉は武器!市川さんの1番許せないワードとは??
西山
市川さんは10Fields Factoryで代表されてるわけですけど、言ってほしくないワードって代表としてあるんですか?
市川
俺が一番許せないのは、頑張っている人がいるわけじゃん。例えば事業立ち上げてるどうこうとか。それを陰で文句言ってる奴は許せない。
頑張ってる姿をわかってるからこそ、部外者が文句言うんじゃないよと思う。
やってみろよって、どれだけ大変なのかって。
一生懸命やってる人の姿を見てて、それに対して何か言う人は、僕はもう基本的に好きじゃないので。うまくいくいかないというのはあまり関係ないというか。
そもそも非難が好きじゃないんですよ。YouTubeとかでも匿名で色々入ってくる場合もあると思うけど、何の意味があるのかなっていうか。
いろんな見方があるから物事って0か100じゃないから、見方によってマイナスだったりプラスだったりあると思う。言葉は武器だと思ってるんで。
僕が言葉を大切にしているのは、相手を傷つけることもできれば喜ばせることもできるし、俺の仕事は言葉しかないね。社員に言って動いてもらったりだとか、人を惹きつけるとか。
その武器をマイナスに使ってほしくないなって。誰かを傷付ける為だけの言葉ってあるでしょう?それはするべきではないんじゃないのかなぁって。傷つけるために使うべきじゃないとすごく思いますね。
西山
そういう方の心理って、何でそんなことするのかなと思うけどやっぱり、自分じゃなくて相手ばかり見えてしまうんでしょうね。 自分に矢印が向いてなくて…。
市川
自分の価値観と違う人が許せない価値観があると思う。
自分と合ってるか合っていないかという視点で判断をしているんじゃないかな。
100人いたら100人の価値観があるから、その価値観を自分に受け入れるじゃなくて、理解することがすごい大事。こんな人もいるんだとか、こういう考えの人もいるんだ、なるほどなみたいな。
でも自分は違うけどねっていうので構わないと思うんですね。
ビジネスの世界においては、それを知ることでいろんなビジネス展開できるから。自分と同じ人なんて基本的にいないと思ってるし。でもいろんな人を理解するからこそ、こういう商品を出したらうまくいくのかなとか、お客さんとかこういう風に思ってるんじゃないかなと感じることができるのは、そういう価値観を手に入れてるから。
社員は共に歩む仲間!市川さんが言われて嬉しい言葉とは?
西山
社員から言われて嬉しい言葉はありますか?
市川
第三者褒めてる言葉で「あの人けっこう頑張ってますよ」とか「この前こんなことがあったらしいです」とか聞くとめっちゃ嬉しい。
1番嬉しいのは、お客さんから褒められること。お客さんからこのスタッフめっちゃ頑張ってるよって言われるとめっちゃ嬉しい。
西山
なんか親心みたいなのがあるかもしれないですね。
市川
昔は家族って感じで経営してる時もあったんだけど、かおりんが入ってみんなが成長して力が付いてきて。頼っていいんだなってなったときに家族じゃなくて仲間だな。
頼っていいんだなというのをすごく思って。だから、仲間のことをよく言われれば嬉しいし傷つけられたら悲しいしっていう感じじゃないのかな。
西山
確かに家族でもなく友達でもなくっていう感じですかね。仕事の仲間って。
市川
友達じゃないし同じ志を目指している仲間じゃないかな。
遊びとは違うから楽しいことを一緒にするのが友達だと思うけど、仕事は苦しいこともあるし辛いこともあるし共に歩む仲間だね。
でも甘いだけでもダメだし、頼ってばっかりもダメだし、自分の力を使って誰かを助ける行為が仕事なので自立した人たちの集団っていうのはすごく楽しいよね。
西山
人間成長ができるツールの1つが仕事だと思ってます。性格も見えるし。
市川
社内恋愛ありだよね。めっちゃわかると思うけど。
西山
市川さん的には社内恋愛OKなんですか?
市川
社内恋愛全然OKだよ。
西山
えー、そうなんですね。
市川
社内の遊びはダメだけどね。移り変わりみたいなのは困るけど、社内恋愛結構あるじゃん。ミスマッチ少なくない?社内恋愛って。
西山
確かにそうですね。仕事を評価しての内面を好きになったという感じだと思うので。
市川
仕事で本性出るもんね。
しんどい時・つらい時・上手くいってない時とかうまくいってる時は、まああんまり関係ない。やっぱり仕事で常にうまくいかないからその時に見えるよ。
西山
仕事って尊敬・リスペクトが入ってるから、尊敬がある環境が続くと良い関係が築けると言われてると思うんですけど、社内恋愛ってリスペクトがあるので。それって良い関係になっていきやすそうですよね。
仕事は成長できる1番のツール!市川さんが成長したと思う時期は?
西山
仕事はこれでもかというくらい人間成長と自分を知ることができる一番のツールですね。
市川さんが生きてきた中で一番この時期が成長したなと思う年とかあるんですか年齢とか。
市川
常に成長してるつもり、日々勉強だと思う。
西山
市川さんの歳になっても?
市川
全然まだまだ未熟だし、いろんなことをあるし。だから面白い成長する過程が楽しいよねできることがどんどん増えるからだって。
今テンフィールズって色々できてるもんね。
西山
そうですよね。私4年前に入社しましたけども、全然違います。いろんな事業もう5個以上の事業をホテルだったりとか、evだったりとかそうです。農業やったりとか。
市川
かおりんが入ってからもそういう事業立ち上がってるもんね。
西山
今の新事業は私が新卒で入った時は全くなかったので。
市川
そういう事業は10年前まで出来てないからね。
やろうと思ってもできない企業体だったものが企業が成長したからそういう事業を手掛けるようになったので、俺も最近そう仕事が楽しくて。やりたいことを形にできるっていうさすがにね。ロケットは作れないけど、やりたいなと思うことは、だいぶ形にできる企業体になってきたから、それはもう楽しいね。
西山
20年の時間があるんですね。
市川
そこは個人じゃないからね組織が強くなったということ。
俺の能力が上がってると言うよりは、当然組織が強くなってるっていうことなので。すごく面白いよね。
西山
そこに賛同する仲間もどんどん今増えてきてるのですごくテンフィールズって、150人ぐらいいますけど、これからもっともっと増えていくと思います。
市川
最近世代もバラバラになってきた。数年前は若かったんですよ。
かおりんが入社したときって俺より年上ってほとんどいなかったよね。
西山
今はもう、市川さんよりもお年が上の方が10名ほど。
市川
そうだね意図的に入ってもらって、僕が本当に動き回って守りが弱いみたいな、後ろ向かないので後ろ守ってくれる方を今たくさん来ていただいてます。
それで羨ましいと思うのは、そういう方から若手が教えてもらってるというのが羨ましい!!
西山
テンフィールズは1年目からそう言う方達とお仕事ができるっていうのが一番凄いところですよね。
私たちが一緒に働いてる60代の方達って、基本的には絶対に常務執行役員の部屋があってとか。ウチは全く区切りが無いところで一緒にお仕事してるんで、他の企業だとそういった方とすら会えないですね。他の企業さんで。
うちの会社はフラットな状態で、その方がどういう仕事をしているかすべて分かる状態で。一年目から成長ができます。
市川
めっちゃ仕事していただいてるよね。
西山
60代の方って少し落ち着かれる方が多い中で、より加速していただいてて。
市川
やっぱり自分が身につけたものを若い子に教えようっていう気概で来てもらってるから、すごくありがたいですね。
本当羨ましい。俺もそういう感じで育ちたかった。
西山
でも4年前の入社式ではそういった方はおられなかったので、本当ここ1〜2年ぐらいなので。今の1年目、2年目の子たちというのはそれが当たり前になってるから。
逆に当たり前にしていただきたくないんですけど、本当に羨ましい。
私たちが1年目の時にそれがあったらなって、無いものねだりですけど思ったりもするから。
西山
だんだん年を重ねていけばいくほど、やっぱり色々なことをするのが億劫になってきて。やっぱり否定が入ったりとかが多いじゃないですか。
そう考えると、うちの会社に入って60の方達がいて。そんな否定とかではなく、若いマインドを持ってる方は否定とかではなくてね。
市川
60代とかなるとそれを今まで培ったものが出てきてしまうよね。
60代になると変えられないから、自分の培ってきたもので成果を出すか出さないかっていうのは 明確に出てしまう。
だから若いうちから結構鍛えてもらえればな、と思います。
否定から入らないことが結構大事なので。
西山
ぜひぜひ皆さん、否定から入らない社会人を目指していただきたいなと思います。