【受かる】履歴書の書き方
代表 市川 × 人材開発事業部統括マネージャー 西山
- ①履歴書で最初に見るのは「写真」。プロのカメラマンに依頼するなど、映りのいい写真を添付しよう。
- ②写真の次に文字が大切!デジタル化が進む昨今、字に自信があれば、あえて手書きの履歴書を出すのも、すばらしいオプション。
- ③自己PR欄や志望動機欄には、自分のことや履歴書を提出する会社のことを「深く」書こう。特に、自分の強みが、会社の強みにどうやって活かされるのかを記載できるとなお良い。
- ④人とは違う履歴書を作ろう。送付する際に、履歴書以外にもアピールできるものがあれば、同封すべき。
西山
履歴書を適当に書いている人って多い気がして。
市川
どこでも使えるものを作ってしまうと、誰にも刺さらない履歴書になるから。写真は絶対にお金かけてでもしっかり撮るべき。
履歴書で最初に見る場所は?
西山
「教えて、市川さん!」ということで、今回は新卒採用について教えていただきたいと思います。ずばりいきたいんですけど、新卒採用するにあたって大事なことは、まず選考の中の履歴書だと思います。会ってみたいと思われる履歴書ってどんなものかなっていうのを市川さんに聞きたいなと思って。
市川
なるほど。履歴書はすごく大事だなあ。
西山
大事ですね。
市川
かおりんは、一番大事なところはどこだと思ってる?
西山
写真です。
市川
そうだな。写真は大事だな。アメリカだったらさ写真添付したらダメなんでしょ?付けたらダメなんだよね。
西山
え!?そうなんですか?
市川
写真とか結構制限されていて。逆に言えば、写真がそれだけ影響していると言っているようなものなんだよね。だから、写真は絶対にお金かけてでも、しっかり撮るべき。
西山
市川さんが一番最初に見る履歴書の場所はどこですか?
市川
写真です。
西山
ああ。私もそうです。写真です。
市川
間違いないかな。履歴書って笑っちゃダメなんだよね?
西山
口元を開けたらダメです。歯を見せたらダメって言われています。
市川
ちょっと口角上げるくらいはいいんでしょ?
西山
そうです。口角を上げるようにと言われています。
市川
だから、それをしているのかしていないのかが大きいのと、意外に髪型もコントロールできていなかったり、背景がイマイチだったりしない?
西山
めちゃくちゃあります。あと白黒とか。
市川
白黒ね。あれあえてなのかな?白黒は綺麗に見えるからとか?
西山
どうなんですかね。でもやっぱり顔色がどうなのかみたいですよね。こちらとしては。
市川
そうだな。あと姿勢とかね。肩の高さとか。こんな風になって映っている人もいるし。しっかりと何枚か撮って。カメラマンに撮ってもらったほうがいいよね。
西山
そうですね。間違いないと思います。
市川
1万円くらいで写真撮ってくれるんじゃないの?
西山
そうです。撮ってくれます。7枚ぐらいもらえます。1回の写真で。
市川
絶対プロのカメラマンに撮ってもらった方がいい。やっぱり違うもん。明るさとか表情とか。自販機みたいなやつ、証明写真のやつか。最近はあれでもプリクラみたいにきれいに撮れるの?
西山
あれを2回くらい使ったことがあるんですけど、どこを見ていいのかわからないんです。結局3,2,1で撮ってみた写真がいつも上を向いているとか下を向いているとか。私はそういうの苦手だから。
市川
それかおりんの問題じゃない?
西山
どうなんですかね。でも、プロにおまかせという感じですね。
市川
そうだな。
西山
プロの方にメイクもしてもらえるので、写真映りが良いです。女の子だったらチーク入れてもらったりできる。
市川
女性は絶対にそういうことができるからいいよね。できるからこそ絶対すべきだし。写真は大事です。
写真の次にどこをみるか
西山
写真の後に、市川さんはどこをみますか?
市川
写真の次は、字ですね。手書きの場合は。最近少ないけど。字が綺麗な人は手書きで勝負してもいいんじゃないかなと思うけどね。逆に、字に自信がない人は絶対にパソコンで作ったほうがいいよね。最近はほとんどがパソコン?
西山
パソコンが多いですね。
市川
そうですよね。だからこそ、あえて手書きだと目立つよね。綺麗な字だったら。
自己PR、志望動機欄について
西山
あとは、自己PR欄とか志望動機欄とかそういうのがあると思うんですけど、そこを市川さんはどのような見方をしていますか?
市川
自分の歩んできた経歴とそのPRがちゃんとリンクしているかどうかはしっかり見ます。どんな事を書いているものが多いの?
西山
自己PR欄であれば、自分のスキルや自分の強みだったりとか、自分には何ができるとかそういうものが書かれています。
市川
なるほど。だから、絶対に皆にお願いしたいことは、ウチの履歴書をそう変えろというわけじゃなくて、みんな自分に興味があるわけじゃん。面接官も自分に興味があるんだよね。ということは、自分と関連するものに目が行くんです。間違いなく。ということは、その会社の人は、会社に興味があるわけだから、会社のことが書いてあったら必ず目が行くんですよね。テンフィールズファクトリーだったら、 テンフィールズファクトリー「の」とか、「について」とか、書いてあったら絶対にそこを見てくれるから。自分の強みと会社のことを調べてつながりを作る。例えば、「自分のPRポイント」と「御社でこういう活躍をしたい」であったりとか。御社のこういう強みに関して自分の強みを活かしていきたいとかっていう、自分のPRと会社の情報をつなげていくと、すごく読まれやすいPRになるかな。だから、どこでも使えるものを作ってしまうと、誰にも刺さらない履歴書になっちゃうから。
西山
当たり障りのない内容になってしまいます内容になってしまいますね。
市川
そうだよね。確率的に、PR欄だけでも、その会社専用のPRを書いている履歴書は何%くらい?俺のところに上がってくる時は、結構書いてある子多いけど、それは上がってきているからでしょ?
西山
そうですよね。でも、4割~半分とかそれぐらいですね。
市川
半分の人が書いてくれているの?
西山
書いている人は書いています。本当に。
市川
俺のところに来るときは、6割、7割が書いているから、そういう人が受かっているってことだもんね?
西山
そうです。それは間違いないと思います。
市川
履歴書のPR欄は、その会社のことを絶対に書くべきだよね。書いていないのがおかしい。
西山
それか、強みを書いたところで、その強みをどれだけ活かすことができるのか、そう言ったところを書いてもらえると、こっちもイメージしやすいし、この部署がいいなとかがわかるから、強みだけを書くのではなくて、それが貴社にどう活かせますよというところまで書いてもらえるとベストです。
市川
そうだね。結局、その子のことはわからないわけだし。履歴書で相手のことがわかる訳じゃないので、そこで感じるものでしか判断できないよね。大手さんだったら、欄の学歴でまずは振り落としてということは絶対やっているとは思うんだけど、ウチの場合は学校で分けていないから、全員のやつを全部見ていくんだけど、そこで大事なのは、「期待させること」。仕事ができるとは思っていないので、当然学生なので、ウチに入ってきた後にどう活躍してくれるかとか、どこの会社でもこの子はちゃんと働いてくれるかなとか、継続性があるかなと言った部分を見ていくわけなので、期待させる内容を書くべきです。会社に入った後を想像させるものを書くべきです。
西山
そうですね。
市川
絶対強みは見つけられるもんね。例えば、アルバイトを4年間ずっと同じところでやって、ありがちだけど、そこを深く書くことによって、自分の強みが見えてくるし。習い事であったりとか、自分の趣味であったりとか、何を書くかだね。継続性なのか、努力なのか、センスなのか、考え方なのか。一つに絞って履歴書を書けばいいんじゃないかなと思うね。
西山
新卒のであれば、アピールとして、ホームページのこういうところを見て良かったですとか、会社の何かを見たとかで、そういうことを一言だけでも添えると、この子見てくれたんだみたいな、それもアピールにつながるんじゃないかなって思います。
市川
深さがいるよね。どっちにしても、自分のことの深さもそうだし、会社のことも深く書いていてくれると、意気込みが伝わるというか。それで雰囲気が良ければね。人は見た目じゃないとかいうけど、今でもいろんな本があって、人は見た目が100%みたいな話もあるけど、美男美女ということではなくて、その子の持っているものをちゃんと表現、写真とかPRが活きているかどうか。自分を100とすれば、100以上に見せられる物にしないといけないから、そういったものに気を遣うべきだと思います。
人と違うことをする
西山
志望動機欄とかに、新卒の方だったらバイトだったりゼミだったり、その他私生活のことを書きがちだと思いますが、これって何を書いたらいいとかそういう決まりみたいなものってないですか?
市川
全然決まりはないし、逆に履歴書以外に添付してくる子ってあんまりいないよね?
西山
いないです。
市川
いないよね。絶対、何かつけるべきだと思うけどな。余計なものを出したらダメっていう会社もあるじゃん。これだけ出してくださいっていう決まりがもちろんあると思うんだけど、自由度の高い会社もあるわけじゃん。そこに何か証明じゃないけど、自分の描いたイラストがあったりとか、デザインとかあったりするときには、絶対入れるべきだし、想いが伝わるし。余計なものが入っていると、手が止まるんだよね。たくさんある応募の中から何だろうって見てくれるし、人と違うことをできるようにしてほしいね。
西山
ウチの会社はそこまで履歴書で振り落としをする会社ではなくて、結構、人物重視の選考をしているんですが、大手さんは振り落としがあるので、いかに履歴書を何時間もかけて書くかっていうことが重要になってくる。履歴書を適当に書いている人って結構多い気がして。
市川
そうだね。
西山
そこは重要ですね。
市川
今、デジタルで出してもOKなんでしょ?
西山
そうです。OKです。
市川
だったら、いっぱい蓄積しておいて、今回はこれみたいに、出すたびにブラッシュアップしてほしいよね。俺らの時は手書きだったもん。
履歴書の思い出
西山
履歴書って練習しましたか?下書きとか。
市川
やばい。覚えてない。どんなこと書いたんだろう。でも、目一杯書いた記憶はある。
西山
私が覚えているのは、テンフィールズの志望動機欄か自己PR欄の第1文目に、「私は生きたマグロのような人間です」って書きました。
市川
どういう意味?
西山
マグロって止まってしまったら死ぬんでしまうんです。だからずっと動いているんです。
市川
なるほど。本当だ。かおりん動きっぱなしだもんね。
西山
だから、「私は生きたマグロのような人間です」って書きました。第1文目
市川
よく表してる。
西山
私はそういう人間ですってたとえると、目が惹かれるんです。1文目にそれがあると、「え!?」ってなって、読みたいなって思ってしまうので、そのようなことを書きました。懐かしい。
市川
やっぱりそれを覚えているっていうのが。あれもう5年前?
西山
5年前です。
市川
5年前に書いたことを覚えているっていうのはそれだけ真剣に考えて書いたってことだから。それは大事だよね。しかも、ちゃんとかおりんを表しているよね、納得するもん。面接してても納得していたと思う。
西山
まーめんさんも納得してくれたのかな?
市川
ちょっと猫被っていたよね、かおりんは。今のキャラじゃなかったもん。違うでしょ?
西山
全然違います。
市川
かなり猫被っていたな。いい意味で期待を外してくれた。
西山
ありがとうございます。
市川
でも、まーめんは見抜いてたんだな。かおりんの本質を。
西山
実は、まーめんさんは、私を面接したときに、初めて1人で面接したらしいです。4月くらいにまーめんさんと面接させてもらったんですけど、初めて面接したらしくて。1人で初めて面接して、本社のリフレッシュルームで、忘れもしないまーめんさんの第一声が、「ここの景色すごく綺麗なんですよ」みたいな。めっちゃ覚えてる。
市川
そんなんいう人間じゃないのに。
西山
多分緊張していたのかなって思うんですけど。2時間くらいしゃべりました。
市川
本当?
西山
覚えています。
市川
まーめんの特権で西山さんは人事でお願いしますって最初に言われたから。
西山
嬉しいです。
市川
あの時、キャンプファイヤーして、マネージャーが集まって配属決めるじゃん。
西山
やってた。
市川
その時に、人事の特権で取れるよっていう話をしたら、かおりんだけは別枠で。
西山
嬉しい。
市川
もう人事枠になっていたから。見抜いていたんだよね。
西山
それがあって今があるので、本当にまーめんさんに感謝です。
市川
そうだね。