【永遠の問題】大手企業VSベンチャー企業
代表 市川
大手さんに入って自分のやりたいことを求めてしまうと、
これはちょっと不幸になってしまう可能性があります。
質の悪い会社もたくさんありますのでね。
こんにちは、今日はですね。
大手とベンチャーどちらがいいの?ということで、これは永遠のテーマですかね。
正直、ケースバイケースなんですけれども、どういった方に合ってて、どういった方に会ってないのかとか、どういう状況で何を目的にしていかれるかによって大きく変わってきますのでね。
そこを深く掘り下げてお話しできればなと思います。
簡単に自己紹介させてください。
広島大学の経済学部を卒業して、味の素に入社しました。
そこで約6年お世話になりまして、営業を主にね、やってたんですけれども、起業して今の会社を作ってます。
テンフィールドファクトリーというんですけれども、10個の分野を作りましょうということで、さまざまな分野で社会貢献していきたいという思いで作らせてもらったんですけども、事実今はたくさんの事業が立ち上がっています。
本当に名前って大事だなと思いますよね。
いろいろな市場も経験していますし、大手も経験してるし、自分の会社がベンチャーであると。
これからもベンチャーであり続けたいと思っているんですけれども、そういった意味で今日はなるべく中立の立場でね。
ベンチャーのいいところ悪いところ大手のいいところ悪いところみたいな形で、
深く掘り下げてお話させてもらおうかなと思います。
よろしくお願いします。
新卒で入るならどっち?
新卒で入るならどっち。中途で入るのはどっちということで、これは新卒だからベンチャーがいいとか新卒だから大手がいいというようなくくりではなくて、本人がどういう意図を持って入りたいのかということと、自分の歩んでいる経歴ですよね。
こちらで考えるべきなのかなと思います。
まずですね、新卒の場合なんですけれども、自分の学歴というものをまず見ないといけないです。
学歴ってどうしても会社さんって見てしまうんですね。
特に人気がある会社であればあるほど学歴で見ないといけないということになってきます。
これはなぜかというと、人気のある会社は振り落とさないといけないからですよね。
学歴というものは少なからず、自分たちが頑張ってきた一つの成果ではありますよね。
その成果で一旦振り落として、その中から選ぶというのが正直手っ取り早いというのがありますので、人気のある会社というのはどうしても学歴が出てきますよというのはあります。
なので自分の行きたい会社がどういう大学のところが入っているかという情報を開示していらっしゃると思いますので、自分の大学が自分の行きたい会社の大学名に入っているかどうか。
これが入っていないと、なかなか今まで実績がないのに、自分がまず1号になろうなんて言うのは難しいと思いますので、まずそこを見るべきだと思います。
今ですね、新卒しか入れない会社といいますか。
そういったものがどうしてもありますので、その時に自分でも望んでいる会社が新卒しか入れないのか、中途で入れるのかということをしっかり見極めて選択する必要があるということなんですね。
これは学歴が高い大学ばかりが入っているってことではなくてですね。
やっぱり派閥といいますか。コネ的な要素ってあるんですよ。
会社によってはこの大学の人が多いよねとか、もしくは部活とかですよね。
ルートというのがありますので、こういったものを一つはしっかり見ていくべきなのかなと思います。
だから、自分のやってきた成果を活かせる会社選びというのはありますので、まず一つにはそこで選べる会社なのかどうかというのは見るべきですよね。
大手に行く場合は、勤め上げるというような感覚を持ってほしくないので、ずっと働けますよというような視点で選ぶべきではないです。これは今後、大きな変化が起こった時に、今大きいからといってずっと存続できるかどうかというのはこれはわからないですね。
もうそういう時代に入りました。
なのでずっと勤め上げるというよりは、自分のブランドのために大手を選ぶべきだというふうに思っていただければと思います。
自分がどういうブランドというかね。
職歴なんですけどもね。
どうしてもどこどこの会社どこどこにいるっていう、こう所属することによって、自分のブランドっていうのは定着してしまいますので、大手を目指す人に関しては働く内容も大事なんですけども、ストレートに言うと職歴がつきますので、やっぱブランドである程度選ばないといけないというのはあると思います。
ただ、これはずっと勤め上げるということでなく、3年から5年を少なくとも働くことによって職歴がつくよという視点で、是非選んでみてください。
で、ベンチャーに行く方に関してはですね。
この職歴という部分の作り方が変わってきます。
どういうことかといいますと、そのベンチャーに入ったからといって、その会社名でのブランド、職歴がつくわけではありませんので、そのベンチャーに入って自分がどういうことをやってきたかとか、役職とかっていうのは大手さんも圧倒的につきやすいですから、そういった役職のブランドですよね。
例えば、大手に入って5年働きました。
営業やってますっていうブランドと、ベンチャーに行きました、そこで営業部長をやりました。
事業を任されましたって5年目とどちらが職歴が付いてるかというと、これは次に転職する会社さんの取り方によって大きく変わってきますので、大手さんの職歴のつけ方とベンチャーでの職歴のつけ方ってのは大きく変わってくるということです。
ベンチャーの場合は、アウトプットが大手さんよりも多いんですね。
そのアウトプットの質も正直大きくなってきますので、自分の実力をつけて昇給できるタイミングであったりとかでも早いですから、そういった形で職歴をつけたいのであればベンチャーですし、会社のブランドとして職歴をつけたいんだと言う場合は大手さんに行くべきだと思いますし、というところがあると思います。
大手に向いている人、ベンチャーに向いている人
次にですね。これ向いてる人向いてない人でも圧倒的にありますので、まず自分で考えて行動をしたいであったりとか、自分の力を試したいという部分でいくと、大手さんの場合はその裁量っていうのがどうしてもですね。少ないんですね。
例えば、私が行った味の素。
メリットって言うか、その行く意味は100人いたら100人知っている会社さんなんですよね。
では、その100人知ってらっしゃるブランドはどういうブランドなのかというと、安心して食べられるというブランドが広がっていますよね。
ということは、例えば入ったばかりの子達が新しい企画をして商品開発に関わるってことももちろんないですし、そういったものが出来上がったとしても販売にまで行き得るということは可能性は非常に少ないですよね。
要は、自分の力を発揮できるパフォーマンスというよりは、しっかり着実に当たり前のことをできる仕事を身につけるということですね。
時間をかけて、しっかり社会人として味の素にふさわしい社会人になるための年数をつくっていくという形になりますので、どうしても失敗を許される環境では基本的にはないというふうに思っておいた方がいいと思います。
逆にベンチャーはですね。ブランドで売っているわけではないんですね。
テンフィールズファクトリーの商品だから、この商品が売れますってことは、基本的になくて、その企画力とか商品力というもので売っていかないといけないですし、そもそも働いている方の人格とか、そういったものも正直見られます。
なので自由度を持って自分の力を発揮したいっていう方はベンチャーの方が向いていますし、こう安心とかそういったものを求める方というものは、大手さんの方が向いているのかなという風に思います。
会社の安定度っていうのは、もう圧倒的さんも大手さんの方が優れていますので、簡単にコケたりはしないですね。
じわじわじわじわ悪くなっていって、最終的に買収されたりとかあると思うんですけども、ベンチャーというのはそういった意味でいくといつどうなるか分からないという不安定さというのは常につきまとうと思うんですね。
それを打破するために、やっぱ新しいことにチャレンジして市場に合わせてね。
変化していくっていうのがベンチャーの特徴になりますので、そういった意味では変化があると常に新しいことをすることがストレスになる方もいらっしゃいますので、そういった方がベンチャーに入るとちょっと苦労するんじゃないかなという風に思います。
新卒で入るのはどっちということで、自分がどういうことを目指しているのか。
どういうタイプなのかによって、これは考えないといけないということです。
特に新卒の場合は入れる会社というものが限られているので、気をつけてくださいよということですね。
逆に言えば、学歴で失敗しちゃったっていう方は絶対に。
僕は目指すべきなのはベンチャーだと思ってます。
中途で入るならどっち?
学歴と職歴っていうのがあるんですけども、学歴で失敗しても職歴はつけることができるんですよね。
結構皆さん社会人になられて、職歴を意識していらっしゃらない方が多いんですけども、職歴はすごく大事です。
挽回できるチャンスは十分にあります。
逆に学歴が通じるのはどうでしょうね。
入って5年ぐらいじゃないのかなと思います。
5年間は例えば東大出てましたよとかどうこうってのは通じるかもしれませんけれども、6年目とかになってくると、逆に何ができるんですかっていう仕事の中身を問われます。
あなたはここにいてどういうことを成し遂げたんですかとか、どんなことやってきましたかっていう風に転職の時の設問も変わってきますので、そういった意味でいくと、学生が通常の大体入社して5年くらいで逆にそれから先は何をしてきたかという職歴が大事になってきますので、自分がどちらを身につけたいのかってことをしっかりと考えて就職すべきだと思います。
だから、中途で入るのはどっちっていうことなんですけども、これも大手さんに入られての転職とベンチャーに入っての転職ってのがあると思うんですけども、これは全く違います。
まず、大手さんに入ってじゃ、次に転職する時にベンチャーなのか、それとも大手さんなのかということなんですけども、これは年齢によって変わってくると思ってまして、35歳以下の方が転職するのであれば、大手に入って転職するなら大手さんに行くべきだと思います。
これはやはりステップアップで職歴をつけるべきだと思います。
大手さんに入って、そのブランドを使ってですね。
違う市場にも行きますし、同じ業界のさらに上ののところにも行くことができますので、35歳以下であるならば、同じ大手さんに転職してステップアップですね。
職歴をつけていくべきだと思いますし、今度は中身ですよね。
次の転職先では、力をつけるためにアウトプットができるような環境を選ぶべきだというふうに思います。
逆にですね。ベンチャー系であったりとか、ちょっと中途半端な会社に入っちゃったよという方に関しては、行くべきは逆に大手さんとベンチャー。
この両方の道が開けるんじゃないかなと思ってまして、ベンチャーのメリットというのは力をつけることができるんですね。
仕事ができる人になるためには、仕事をするしかないんですよね。
本人の素質ももちろんありますけれども、仕事をしないと仕事はうまくならない。
その環境があるってのは、ベンチャーのほうが大きいんじゃないかなと思いますし、そこで得たキャリアというか役職とかも付けることができますよね。
それを持って逆に学歴が低くて、まぁベンチャーに入りました。
で、そこからステップアップで大手に行くという逆の流れっていうのはあり得ます。
これはですね。大手さんとかも実力のある人が欲しいんですよね。
でも、新卒の場合、仕事できる人って基本的にいないんですよ。
ってことは社会に出て、実際に力をつけた人っていうのは大手さんも欲しいですから。
それがわかりやすいのは、ベンチャーに入って職歴をつけて部長をやってました。
統括をやってましたとか、こういう風に市場を上げてきました。
もう結果が見えている方というのは非常に欲しいですよね。
なのでそこから大手さんに転職をするというのは十分アリだと思いますし、今度やっぱりベンチャーとベンチャーのグレードってありますから、一旦ベンチャーに入って職歴をつけて自分の力を発揮できる環境に転職するというそれこそね収入やステータスを得ていくというのはアリだと思います
35歳以上の方が入るならどっち?
35歳以上の方ですよね。
こちらに関しては、僕は大手さんではなく、ベンチャーに行くべきなんじゃないかなと思っています。
これはですね。
すごく実感してるんですけども、大手さんが優れてらっしゃるのは管理体制なんですよね。
これは人に頼らない管理体制といいますか。
会社自体がしっかり管理できているんですよね。
で、ベンチャーっていうのは会社自体の管理が比較的できてないことっていうのが非常に多いんですね。
要は管理職という本来呼ばれているものが大手さんの場合逆に今負担になっているんですね。
給料が高くて管理職はたくさんいて、そんなに管理しなくても回る組織になったにも関わらず、たくさんの役職があると。
で、この人たちがリストラ対象になったりするわけなんです。
逆にベンチャーの場合は勢いで大きくなって管理体制っていうのができてなかったりとか、マネージメントを求めてくるようになってくるんですね。
そういった意味でいくと、大手さんの管理体制を身につけた方がベンチャーの管理職ですね。
部長やそれこそ役員に入ったりとか、まあCMOとかCFOに入ったりとかして活躍していただくという環境ってのは、実はすごくあります。
ここが結構見られてない可能性があるんですけども、大手に勤めて35歳以上になった方がベンチャーの管理職系に転職というのはすごくいい転職の仕方だと思っていますし、結構それを目指してらっしゃる方って意外に少ないなというふうに思いますので、これはちょっと狙い目なんじゃないかなと思います。
大手で活躍するには?
大手で活躍するにはということですね。
これはですね。
私自身、ちょっと味の素しか経験したことないですけども、少し言い方悪いんですけども、社内営業といいますか。
社内のネットワークっていうのは非常に大切になってきます。
個人の成果というものを確かに見られるんですけども、個人の力量というよりは、会社の力量の方がすごく大きいんですね。
なので個人の力で担当のレベルが大きくなればなるほど、2倍3倍になりましたっていう事例はなくはないんですけども、非常に作りにくいと。
しかも一回やったからといって継続性があるかというと、そんなこともないんですね。
ってことは成果というよりは、やっぱりどういう人物なのかっていうのと会社が目指しているものをちゃんと理解してくれて愛社精神があってですね。
自分の会社のことを目指してくれるのかどうかっていうことがすごく大事になってきますので、やはり社内営業といいますか。
社内で気に入られるということは非常に大切になってくると思います。
派閥があるかどうかとか、皆が結構一般的に嫌がりますけど、私自身はそれは本当に組織としてはアリだと思ってますし、正直うちの会社で派閥って正直ね、まだないですし縁故採用でもないんですけど、これはうまく機能するんだろうなというのはもう肌感覚で感じてますね。
じゃあサラリーマンにおいて依怙贔屓とかね。
そういうのはない組織なんてあるのかどうかというと、どうしても人が判断するものですし、上司に気に入られずに上に行くってのは無理ですから、基本的にはいろんな人の社内のネットワークをしっかりと作っていくっていうのが、大手さんでは必要になってくると思います。
で、逆に言えばですね。
必要以上に頑張らなくていいんじゃないかなと私は思いますね。
ずば抜けていい成績を出したからどうこうっていうよりは、評価ってあるんですけども、どうしてもピラミッドなのでふるい落とすために評価があるんですけども。
ある一定レベルをしっかり保持しておけば、チャンスを見据えて昇格であったりとか、そういうのを目指していくべきなのかなという風に考えてますので、過酷に働いたりとかね。
短期間でど~っというよりは、長期的な視野を持って働くべきなのかなと思います。
ベンチャーで活躍するには?
ベンチャーで活躍するにはということなんですけども、これはちょっとまた、大手さんのまた違う活躍方法なんですけども、ベンチャーは一人の裁量権は非常に大きいですから、やっぱ成果ですよね。
一人に当たる裁量権が大きいということは、例えば売上の構成比って高いんですよね。
じゃあ一人が頑張った時には会社の貢献度は非常に高いですからすぐ目につきますけど、頑張ったら頑張った分だけ成果が見えやすいんですよね。
一つのプロジェクトを100人でやっている場合、100分の1の一人が頑張っても成果って100分の1じゃないですか。
でも、10人でやってるプロジェクトで一人が頑張ると10%変えることができますので、そういった意味で成果を見やすいということは、成果を目指して短期的にしっかり、本当に入社して3年ぐらいで何かを成し得るみたいなことを目指していくべきなんじゃないかなと思います。
大手にもベンチャーにも共通する、会社での評価の上げ方
あとはですね。
これは大手さんにもベンチャーにも言えることなんですけども、その会社が独自のルールというか、大手さんってもう明確にあると思うんですね。
仕組みがどうやったら昇級するのかとかありますので、それをしっかり見ていくべきなんじゃないかなと思います。
過度に頑張っても上がらないですし、頑張りなさすぎても評価下がっちゃいますから、どういう評価制度になってて、誰が見ててどういうものになっているのかっていうのをちゃんと見極めてじゃあ、その中で自分がどこを目指していくのかっていうことを見るべきだと思います。
ベンチャーは逆にここがわかりにくい会社が非常に多いと思うんですね。
なので頑張ればいいってものではなくて、しっかりと分析すべきだと思います。
しかも、年によって変わってくる可能性もありますしね。
誰がそういう人事権を握っているのか、給与を上げるためにどうすればいいのか、それぞれ聞いてもいいと思いますね。
どうしたら自分の給料上がりますかって聞いた時に、大手さんの場合ってルールがありますから、一人だけ逸脱して給料上げてできないんですけど、ベンチャーの場合は逸脱して、この人の給与を上げてってできるんですよね。
ってことはどうやったら給料が上がりますかってのを、もし株主100%の会社であれば、社長に直談判、直談判というか給料を上げてくれじゃなく、僕給料上げたいんで、3年後は年収2,000万目指したいんですって。
どうすれば2,000万になりますかみたいな話し合いをしてじゃあこれやってくれたらいけますよみたいなこともできると思いますので、ベンチャーに行った場合は型にはまるというよりは、自分で仕組みを作っていたりとか、さっきの社内の営業が必要だというお話があったんですがベンチャーでも必要と思ってまして、作ったネットワークが非常に生かされますから、そういった意味では積極的に関係性を構築してくべきじゃないかなと思います。
この点に注意していただきたいのは、ネットワークっていうのは社内で活躍している人を中心に行って作っていくってのはすごい大事でして、うまくいってない人のネットワークを作っても、逆に自分も引っ張られてしまう可能性がありますので、そこだけ注意していただければと思いますね。
大手にいって幸せになれる人
大手にいって幸せになれる人というとこなんですけども、大手さんの良さってブランドがあって安定しているというのが最大のメリットですね。
で、この安定性が今色々問われている時代ではありますけども、ベンチャーとか中小企業に比べて安定していますので、生活を安定させることを見ていくべきなのかなと思います。
ある意味割り切りも必要といいますか。例えば、嫌いな上司というかがついたとしても、5年後には転勤するだろう。
自分か相手が転勤するだろうということで、人間関係もドライになる可能性もありますよね。
なので今の環境が悪くても3年我慢したらちょっとまた人間関係も変わるよねとか、仕事に波がありますけども、今日はちょっと気分乗らないなというタイミングがあったとしてもね。
クビになることもおそらくないでしょうし、そういった意味でみたら、ちょっと気楽にね、楽しむといいますか。
仕事は仕事。プライベートはプライベートみたいな形で割り切り感を持って働くようにするのがいいのかなと思います。
この割り切りがないと、なかなかしんどくなってくるというか。
大手さんに行って、自分のやりたいことを求めてしまうと、これはちょっと不幸になってしまう可能性があります。
自分でやりたいこと選べないですし、基本的にある一定レベルの大手さんの場合は、3年から5年を期に転勤があるんですよね。
これは色々な理由があるんですけども、一つにはジョブローテーションをすることによって組織が強くなるということなんですね。
例えば、自分の部署に十人いるとしましょう。
それが毎年3分の1から5分の1変わっていくんですよってことは、もう5年たつと全員変わっていくんですよね。
ってことは人に頼らない組織作りができるという会社のメリットが最大限あります。
例えば、今は私49になりましたけれども、大手さんにいて49でもですね。
例えば5年後に自分が何をして、どこに住んでいるのかっていうのはわかってらっしゃる方もいれば、わからない方、まだ次どこ転勤になるんだろうと思っていらっしゃる方もたくさんいると思いますので、それがストレスになるようであると働けないですよね。
なので、あ、5年後は次どこに行くんだろうなと楽しみにしながら、次はどんな仕事ができるんだろう。
どんな人に出会えるんだろうという風にある意味こう割り切りじゃないですけど、そういったことを楽しみにされる方じゃないと難しいんじゃないかなと思います。
自分のやりたいことがこうじゃないのにな、って思ってしまうとおかしなことになってしまうんじゃないかなと思います。
ベンチャーにいって幸せになれる人
ベンチャーに行って幸せになれる人ってことなんですけども、基本的にはやはり変化を楽しめる方が一番だと思いますね。
毎年やることが変わる可能性があるし、それを喜びに変えられる人ではないと同じことをやっていることに、安心感を覚えるって方ってたくさんいらっしゃると思うんですね。
そういう方がベンチャーに入ってしまうと、もうこれやってればいいじゃんっていうようなことがあって、もっと上のことを求められてですね。
こんなことまでしないといけないのということに感じてしまうと、ちょっと不幸になってしまうのかなというふうに思いますね。
なので新しいことを喜びに変えられる人というのが幸せになれるんじゃないかなと思います。
でも、保守的な人は絶対ベンチャーに行くべきじゃないですね。
受け身で口開けて待ってるようなタイプっていうのは、ベンチャーの中でも昇格できなくなってしまいますし、仕事も面白くなくなってきますから、そういったタイプの人はちょっと合わないのかなというふうに思います。
大手で手に入れられるスキル
大手で手に入れられるスキルということなんですけども、大手さんのブランドっていうものは一つ手に入りますからスキルじゃないかもしれませんけども。
でも、それってすごく大事なんですね。
職歴においてブランドってすごく大事ですから、まずこれを手に入れることができるというのが最大のメリットなのかなというところですね。
あとは顔が広い組織作り。
私も味の素に入って学んだことで、すごく大きくて幅広く全体観を持って知識を得ることができますし、組織ってどういうものなのかっていうことも知ることができるということは、メリットなのかなと思います。
あと、やっぱりお会いする方々のレベルというのは、ある一定レベルの方たちでの話し合いであったりとか、そういった形が多いですし、社内でもすごく優秀な方が多いですから、そういう方たちとのコミュニケーションというか、すごい勉強になることが多いんじゃないかなと思います。
ベンチャーで手に入れられるスキル
ベンチャーで手に入れられるスキルということなんですけども、特に若い世代に関しては圧倒的にですね。
自分自身のスキルアップというのは、確実に身につけられるんじゃないかなと思います。
アウトプットの数と大きさというか、というものが非常に大きいですから、仕事力というのは確実に上がってくるのかなと思いますね。
ただ、これはあくまで積極的にいけばという話であって、受け身でいるともう変わらないといいますか。
仕事をこう待っているのではなく、こう取りに行くっていうような感覚で仕事を楽しめるようにしていければ、あなたに何ができるんですかって質問に答えられる人になってくるんじゃないかなと思います。
私の場合は本当に28で辞めましたけども、その時の私に何ができるのって言われたら、味の素にいましたって言うと営業をやってましたっていうことなんですよね。
でも、仮にベンチャーに行ってたとするならば、あそこで例えば一つの企画をして事業を立てることができますとか、僕は販売ルートを作ることができます、であったりとか、そういったことができるのがベンチャーの強みなのかなというふうに思います。
大手でのキャリアアップ、ベンチャーでのキャリアアップ
はい、大手のキャリアアップに関しては、やはりその会社の名前のブランドって大事ですから、それをしっかりと身につけて次の転勤とかね。
また同じようにまぁ、身に付けるであったりとかで、ずっと働かない自分のスキルアップってことを考えるのであれば、1回目の転勤2回目の転勤ぐらいで、次の転職っていうのを視野に入れてもいいのかなと思いますね。
その時はスキルアップですし、一回の転職の時には自分の力をつけたいと。
自分に何ができるんだということで目指すのもいいんじゃないかなと思いますね。
ベンチャーのキャリアアップの手順は、これはベンチャーに入ったからといって、ブランドは本当に付かないですね。
なので中身勝負ですね。
そこで何をやってきたか配属がどこ何だったかじゃなく、成果を言える仕事をしないとダメですよね。
例えばベンチャーでテンフィールズファクトリーというところに入りましたと。
そこで椎茸を作る温室コンテナの販売してますっていうのはキャリアにならないですよね。
そのコンテナの販売を年間10億円売ることができました。これはブランドになると思うんですよ。
他のみんなが年間2億円しかつかないところを僕は10億円売ってきて、社内ナンバーワンになりましたというような話ができるとすごいプラスになりますし、そこの成果は認められて営業部長になりました、であったりとか、東京支店長なりました、みたいな形になると、それがキャリアアップにつながって転職するにしても選ぶことができますし、社内のスキルアップ、ステップアップにもなっていくという風になると思います。
はい、以上になりますね。
これはすごく難しいテーマといいますかあるあるだと思うんですけども、気をつけていただきたいのは、大手さんの中でもベンチャーとかあるんですね。
やっぱり革新的なことをしているかどうかってすごく大事なんですけども。
これはやはり創業社長がいらっしゃるところっていうのは僕はベンチャーだと思ってます。
どうしても歴史が長くて社長が交代すると、大体3年から5年ごとに周期で変わって2期3期される方ももちろんいらっしゃいますけど、そういったところでそんなに変化があるわけではないので、それだけ成熟した市場組織だと思いますね。
これが大手であったりとか、そういう人がいるところはどっちかというとベンチャーだというふうに思ってもらえばなと思います。
逆にベンチャーの中でもベンチャーと言ってるだけで、小さい事がベンチャーではなく、やはり革新的なことをしているかどうかっていうことを、しっかりその目で見るべきなんじゃないかなと思います。
自称ベンチャーっていうだけであって、実は開けてみるとベンチャーじゃないってたくさんありますし、結構本当に質の悪い会社っていうのもたくさんベンチャーの中にはありますのでね。
そこをしっかり見極めていかないと、やっぱり大切な自分の人生ですから。
会社選びっていうのは一つの選択の一つですからね。
気をつけて選んでください。
ただ、人生において僕自身の選択で人生が決まると思ってないので、自分がちゃんとしっかりと選んだ会社をですね、少なくとも3年から5年ぐらいちゃんと向き合ってやるとどんな会社に行こうが、その先の選択肢っていうものはより多く選択肢も増えますし、質も上がってくるんですよね。
自分の選んだもの向き合ってないと選択はどんどんどんどん小さくなって選択自体がなくなっていくと、逆に自分の選択したものをしっかり向き合っていると選択肢の幅も増えるし、どれを選んでも幸せな人生というか魅力に溢れる人生ってのは得られると思いますので、しっかりね。
自分の選んだものに集中して、成果を出せるようにしてみてください。
今日はありがとうございます。